“ ちょっと面白い視点で語ってみようか。
1960~1970年代ってフォーク、グループサウンズ、ニューミュージック、
その他の演歌を中心とした大人の歌謡曲。これに1970年代から
南沙織をはじめとするアイドルポップが出てきた。
この時期の音楽って邦楽、洋楽ともに面白い。なぜならいずれも
若者文化形成に躍起になっていたから。洋楽ではビートルズを初め、
ストーンズ、ツェッペリン、ピンクフロイトから1970年代半ばのパンクロック
ムーブメントがあった。ある意味、革命に近かった。
洋楽は大人社会(ベトナム戦争など)への反発がある一方、UKの連中は
古いブルースやら民族音楽やらバッハ的なものまで組み入れて新しいサウンドを
作った。そんな中パンクが登場し、新しい対立軸を作った。
邦楽も反戦フォークやグループサウンズのような模倣的なものから、
日本独自の歌謡曲的な要素を取り入れてニューミュージックのような
新しいジャンルが生まれた。ちなみに80年代もここで言われているほど、
悪くはないと思う。むしろ壮大な実験場だったと思う。松田聖子の80年代の
曲は非常に革新的な要素を含んでいる。
00年に一番足りないのは作りすぎていることじゃないだろうか?コンセプト的な
部分が弱くなってきていると思う。強烈なメッセージもなければ、訴求力もない。
謂わばイージーリスニング的な存在になってきていると思う。趣味が細分化される
というのは一見発展しているように見えるが、マーケット的には退化していると
いう意味になる。あらたな市場形成が出きるような強烈なものが登場して欲しいね。
テクニックや音の厚みだけでなく、革新的でセンセーショナルでコンセプトが欲しいところだ。 ”